東証1部 1916 日成ビルド工業のリクエスト分析

「信用買い残が多いですが…中長期での株価の見通しについて、何かアドバイスがありましたら、よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、まず月足チャートを見てみましょう。
1916

2001年からのチャートをみると、現在の株価水準は高い位置にあることが確認できます。株価は60ヶ月移動平均線を50%以上(緑線)も上回っている強い上昇基調です。6ヶ月移動平均線(黒線)が下値支持線として機能している間は基調は上昇ですが、高値警戒感は残るところです。

ご指摘のように信用の買残は多く、信用倍率は32.6となっています。   
買残の増加は将来の売り要因といいますが、即売り材料となるわけではありません。信用の買残が多く高い信用倍率となっていても、上昇トレンドが続いていて、上がるから買う、買うから上がる というように、うまく良い回転が効いている状態であれば直ちに問題とはなりません。
ただし、ひとたび上昇トレンドが崩れた際は周知のとおり潜在的な売り需要により悪材料視されやすくなりますので注意が必要です。

続いて日足チャートを見てみましょう。
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各種移動平均線は上向きでかつ株価は75日移動平均線(水色)を上回っています。目先は25日移動平均線(緑線)を支持線とする上昇相場の押しがどの程度まで入るのか見極めが必要です。高値を追うよりは、図下のRCIの反発をまち押し目を待つのがよいでしょう。
また、戻りを入れる場面で1月11日直近高値(568円)を超えられないようですと戻り売りに注意が必要です。
下降転換に注意しながら取り組みましょう。

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東証1部 1893五洋建設のリクエスト分析

「650円で売りたい。」と、リクエストいただきました。

本日の終値は566円なので、650円で売り決済したいという意味でよろしでしょうか。
それでは、チャートで確認してみましょう。

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月足チャートでは、株価は6ヶ月移動平均線(黒色)を下値支持線に上昇基調を続けてきましたが、現在は高値ボックスの動きとなっており直近ではその6ヶ月移動平均線が上値の抵抗となっています。
また、2006年の高値、2015年の高値、2016年の高値が630円台にあり何度もトライするも抜けない壁となっていることがわかります。
650円を示現するには、これらの抵抗帯をすんなり抜けた上で足元を固める動きとならなければなりません。

次に、日足の一目均衡表を見てみましょう。
昨年11月の急落で一目の雲を割れて以降、戻りも鈍く同雲が上値の抵抗となっていることがわかります。
また、ここを押し目と見た向きの信用の買残も高水準を保っており信用倍率は10.5倍。戻りを試す場面では、これらの手仕舞いの売りや戻り売りをこなしていかなくてはなりませんので当面上値は重そうです。

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東証マザーズ 7191 イントラストのリクエスト分析

「いつもブログ拝見しております。IPOで売りそこなって塩漬け状態。資金的余裕はあるのですが もう見切るべきか?地道にセカンダリーを待つべきか迷ってますご教授お願いいたします」とのリクエストをいただきました。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

リクエストいただきましたイントラスト(7191)ですが日足チャートでは、12/9の最安値を付けてから、小幅のボックス状態となっています。この動きを底値固め途中と見ることもできます。また上下のトレンドラインを引くと、三角持ち合いとなり、現状では上方向にブレイクしていることがわかります。

足元で上値抵抗線をブレイクしているということは、方向性としては、上昇しやすい状態にあります。また5日移動平均線を株価が上回っているため、上値の軽さも伺えます。

IPOの銘柄は上場した「初値」が重要な値となります。この初値を株価が下回っている間は、基本的には上値が重くなります。先月の上場以降、保合いになってしまっているのも、それが要因です。

考え方としまして、上場した初日の出来高が729万株あり、現在では1日数万株程度です。IPOのの場合、初日に買っている人が圧倒的に多数であり、現状で初値を下回っていますと、多くの方が評価損を抱えている状態になります。そのため、上昇しようとすると「戻り売り」が入ってくるため、すぐに株価が下ってしまいます。

現状では、上昇傾向にありますが、出来高が増えて来ない限りは、上昇が一時的なもので終わってしまう可能性があります。

ご質問では、現状で見切りをつけるべきかどうかとのことですが、ひとまずは、チャートの形として底打ち感が出ていますので、まだ日数はかかるかと思いますが、株価が買値まで戻るのを待ってみるのが無難かと思われます。

ただし、この小幅ボックスを先々で下抜ける可能性もゼロではありません。株価が12/9安値の671円を下回りますと、ボックスの下抜けが明確となるため、大きく下落する可能性が高くなりますので、注意が必要です。

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